そのときは僕に

4/10

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
少ししてからの君の働きっぷりはすごかったよ。 他の召使いとは比にならないくらい。 だから、君にごほうびをあげた。とっても小さなものだけれど。 「はい。プレゼント」 「このようなもの、いただくわけにはいきません」 「なんで・・・?」 ただ、君に喜んでもらいたかっただけなのに。 「わたくしは・・・そこまで褒められるようなことはいたしてませんので」 「そんなことないよ。 ほらっ、僕からのが受け取れないの?」 半ば強引にプレゼントを君に渡す。 「・・・・ありがとうございます」 「いーえっ」 すると、君は前よりもがんばって働いてくれたよね。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加