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君は・・・どうしてそんなに優しいんだろう。
「君が僕の召使いでよかったよ」
「ありがとうございます」
ポツリ、ポツリと雨がふってきた。
「あ、雨だ」
「はい」
「もし、僕が夢を叶える前に死んだら、空は泣いてくれるかな?」
「大丈夫です。あなた様は必ず夢を叶えられます」
必ず、ね。
「君には助けられてばかりだよ」
「わたくしはあなた様の召使いですので」
そして、僕らは顔を見合わせクスリと笑った。
あぁ、君といつまでもこうしていたいよ。
「いつでもあなた様のおそばに―――」
「いつでも、君といっしょに―――」
(それが僕と君の夢――)
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