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何のために僕は海にいるんだろうか?
きっと、海に君の面影があるからかな。
君がいないだなんて、まだ信じられないんだ。可笑しいよね。君は僕の目の前で、血をたくさん流してたのに。
僕はもう泣かないよ?
だからまた、
「強くなられましたね」
って、僕をほめてよ。
海には綺麗な夕日がうつされる。まるで、あの時君が流した血の色みたいだ。
ほら、すっごくきれいだよ。僕の隣に座って、一緒に見ようよ。
「―――っ!!」
僕の瞳から、生暖かい液体が流れる。
あぁ、僕は泣いているんだ。
君が、僕の隣にいないから・・・・
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