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使い魔を喚びだして数日後
――魔武器精製所――
「よーし。
皆揃ったな?じゃあ魔鉄鋼を各自で一個づつ取って魔力を込めろ(今回は大丈夫だろ?)」
と、1人の生徒が隆司の元へ行く。
「ん?
何だ?"壟"」
そう、それは壟だった。
「先生……。俺……、武器持ってるんですけど…」
「は?
いや、だって魔武器精製はまだやってないはずだぞ?」
そう、まだ魔武器精製は今まで行っていないのだ。
なのに武器を持っていると言う壟。
思い出してほしい。
壟が灼熱龍の討伐に行ったときを。
確かに刀を使っていたのだ。
「いや、俺の親が唯一金以外に残してくれたものです………」
「そうか……。
なら武器を……見せてくれないか?」
あ、はい。と、言いながら魔倉庫を開き探る。
魔倉庫とは魔法使いが使う別空間にある倉庫だ。
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