†貴女を愛する罪と罰†

†現実と古傷†

　
私達は仕事柄休みが合う日があまりなかった。

付き合ってから既に１ヶ月近く経つのにまともにデートも出来なくて、寂しい想いをしてないと言ったら嘘になる。
けれど、毎日のようにするメールや電話のおかげでなんとか我慢していた。

そして、明日は待ちに待った休日が合う日。
仕事が終わったら樹里のお家にお泊まり予定。
明日は平日だから休日のような人混みもないだろうし、何より初めてのお泊まりで朝から浮かれながら仕事をしていた。