Vol.1

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尚も視線は文祈を追い続ける。 「高橋先生、飲まないんですか?」 「飲め、飲め~!!今日は無礼講だ~!!」 文祈はすでに出来上がっている教師二人に絡まれていた。 不機嫌さを隠すのをやめ露わにしていた文祈だが、断りきれずにビールを口にした。 文祈はグイグイと一気に飲み干した。 しかし次の瞬間、強気な顔が崩れた。 外に出て行く文祈を、オレは追い掛けていた。
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