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ピピピピピ……
ディアス「……んっ。」
朝、目覚まし時計の音……ではなく鳥の声で目を覚ましたディアスは軽く頭を振り起きた。
身支度を済ませ、朝食のトーストとコーヒーを飲むとすぐに学校に向かった。
イグニーストにある魔法学園の中の名門校・メルト魔法学園は、ついこの間まで女子校だったが、漸く共学になった。
ディアスは、元々はダラン魔法学園に通っていたのだが、つい先日火事で焼けてしまった。
つまり、ディアスにとってメルト魔法学園はやっと見つけた入学可能の学園なのだ。
「キャーー、見てあの人超カッコイイ!」
「素敵!!」
やはり、というべきか今日初めて学園に行くので『転移』出来なかったので歩いているのだが、ディアスは熱い視線を感じていた。
それを全て無視して、学園への道を歩いた。長い銀髪が視界に入るなり、素早く後ろに流した。
何だかさっきから道端に倒れている女性が多くなったような気がする。
しかし、それすらもディアスは無視して漸くメルト魔法学園に着いた。
定番(?)なのだが転入生が一番にする事と言えば、学園内の校長室に行き校長先生に会い、挨拶をするという事だ。
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