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双磨は風属性で、二つの扇子を一つに合わせる事もできる。それに、魔布の力で形態変化という能力も新たに付けられている。
エナ「どうだった?」
ユリナ「私は、弓だったよ。」
ディアス「俺はこれだ。」
二組の扇子を見せる。淡い黄色の扇子は、水芭蕉と一緒で薄い魔力を纏っていた。
ユリナ「コレ、どうやって使うの?」
ディアス「まだ分からない。だが、いつか必ず分かるようになる筈だ。」
まあ、実際に使うまで詳しい事は内緒っていう訳だ。
リナ「次の授業は、魔装の使い方を学んで貰います。グランドに集合して下さい。」
グランドには、転移で行こう。その方が遥かに簡単だ。
エナ「あれ、行かないの?」
ディアス「転移で行くから、余裕があるんだ。」
ユリナ「転移できるの!?」
転移は、三年生の最後の卒業間近の時期に習うためまだ一ヶ月しかたっていない今は、転移の事は知っていても使えないのだ。
ディアス「一緒に行くか?」
ユリナ「うん!」
ディアス「じゃあ、行くぞ『転移』!」
シュン!
三人は、その場から消えるようにしていなくなった。
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