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「良い加減に本当の事を話してくれないか?」
『だから、言っただろう。ラクスウェルと吾は双子だと……』
「じゃあ、証拠は?」
『……ラクスウェルが持っている。ラクスウェルの所へ行け!』
そう言って、俺はジンに部屋から追い出された。続いて向かったのは、ラクスウェルの部屋だ。
『……ジンに言われて来たのですね。』
俺は、ラクスウェルの部屋に入るなりそう言われた。ラクスウェルの部屋には、本がたくさんある。(何であるのかは、秘密だ。)
「話しが早いな。」
『これです。』
ラクスウェルは、一枚の写真を見せてくれた。その写真には、小さいラクスウェルとジンの二人と父親らしき男が一人写っていた。
「ラクスウェル、この人は誰なんだ?」
『私とジンの父・エネル、位は師神王です。』
ちなみに、師神王というのはこの世界・イグニーストを創造したと言われる神の事で、唯一一人しか存在しないのである。
「もう一つ聞いて良いか?」
『はい。』
「師神王でラクスウェル達の父親・エネルは今、何処にいるんだ?」
『それは、まだ早いのでお話し出来ません。ですが、いつか必ずお話しします。』
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