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「…やっぱり嫌…」
彼女が小さく呟くように言う
何が嫌なのか、僕には手に取るようにわかった
「王女、お願いですから早く逃げて下さい」
「嫌よｯ！それにバレたらどうするの！？」
彼女の悲痛な叫びに泣きそうななる
けれど僕は涙を堪えこう言った
「…大丈夫、僕らは双子だよ？きっと誰にもわからないさ」
彼女は遂に泣き崩れた
しかし、早く逃げてもらわないと彼女まで捕えられてられてしまう
「さぁ、王女…」
鼻を啜る音が聞こえたと思ったら彼女は駆け出していた
そして僕は、国民に捕えられた
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