緑の国

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緑の国を滅ぼす日   僕は朝早くから緑の子の元へと走った   最後に会いたくて   最後にあの声を、笑顔を、胸にしまうために   あの子を殺すためのナイフは忍ばせてある   走り回って見付けたあの子   変わらず笑顔を見せてくれた   僕は泣きたくなった   夜までは一緒にいたい   そう思い殺さずに…いや、殺せずにいた
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