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外に出た.....が、 血の海...だな。 マヂどうなってんだよ。 わっかんねぇよ。 なんなんだよ。 俺が寝ている間に何が起こったんだよ! 「李雄-ッ!」 この声は.... 「妃由!!あと...」 そして妃由の後ろにいるのが 「竜夜!」 泣きたくなった。 家族よりも大切な奴等が生きていた事に俺は嬉しくて泣きたくなった。 「李雄!大丈夫なの!生きていたんだ。よかったァ-」 そうだ....! 喜んでいる場合じゃねぇんだ!! なんでこうなっているのか....なんでこんな... 「おいッ妃由!竜夜!一体なんなんだこれは!俺が寝ている間に何が起こったんだよ!」 「李雄...。落ち着いて聞いてくれ。俺達も分からないんだ。 急に.....」 話が途切れた。 「なんだよ!急にの後は?早く教えろよ!」 ドォーン ?! 「キャアァァ!」 向こうカラ声がする。 グチャッビチャビチャ 「なんだこの音...。」 「李雄!俺達と一緒に隠れるんだ。話はその後だ!」 「.....ヲ...ダ...」 「なんだよ!なんかいるぞ。あいつはなんて言っているんだ!」 「早くッ!」 妃由に引っ張られ俺は走った。 一瞬..... 一瞬だけその生物の姿を見た....
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