再会 戦いの果てに

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「猿 ここで愛の告白したって意味ねーぜ」 夏紀は斉藤の背中を叩きながら笑った。 「あ! 笑ったな! 俺の気持ちは本気だぞ!」 「はいはい もういいから 面白かったから許す」 「許すってなんだよ許すって!」 笑いながら二人が話ているのを桜井は残念そうな顔で見ていた。 「そうか なるほど って事は猿も」 「あぁ 交渉」 「決裂だよ」 「そうかそうか 二人共 そんなに地獄が見たいらしいな」 桜井の周りの空気がいっせいに殺気だった。 『!?』 「良いぜぇ かかって来いよ お前ら二人共ぶっつぶしてやるよ」 桜井は自分の武器であろう銃を取り出した。 「うわーお 2丁拳銃かよ」 「サクカッコいいな」 「んな呑気な事言ってないで戦闘準備しろよ」 「了解!」 夏紀は双剣を 斉藤は二槍を取り出した。 「ほう なかなか楽しめそうな武器だな」 「そりゃどうも」 「じゃあ行くぜ!!」 夏紀達を仲間にしようとした桜井 しかしそれを断った夏紀達に牙をむけた桜井 はたして勝つのは人間を嫌う桜井か その人間を守ろうとする夏紀達か 今 友との悲しき戦いが始まる しかしそれは 別のお話
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