そして始まる

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そして始まる

一体どれぐらい眠っていたのだろう とゆうよりも本当に眠っていたのだろうか 気付いたら目の前に広大な風景が広がっていた。 自分のいた町には無い辺り一面野原の風景 絵にも書けないとはまさにこのことだろう 美しい風景を見ていたので時間がたつのを忘れていたようだ。 後少しこの美しい風景にひたっていようとした瞬間 「夏紀―ーーーー~~~~」 「――――――――」 キ~ンとものすごい耳鳴りが響いたのである 耳元で叫ばれたせいで半分気絶しそうになったけど何とか持ち堪えた 「人の耳元で叫ぶんじゃねー!!!!!!!」 やり返しがてら夏紀も斉藤の耳元で叫んだ 「ぬぉぉぉぉぉ!!?何すんだよいきなり!」 斉藤が反発しようとしたが 「黙れ阿呆! 口答えなど許されんとゆう事を体に叩き込まれたいのか?」 と 鬼のような顔で斉藤を黙らせた この後夏紀の説教が始まった 30分ぐらいしてようやく気がすんだのか 「ふん!まぁこのぐらいにしといてやる」 「はい ありがとうございます」 と説教が終わった事に喜びを感じたのか何故かお礼を言う斉藤の姿があまりにも痛く見える 「で? 人の耳元で叫んだって事はなんか用でもあるんだろ?」 「うん」 「で?なんだよ」 「サクとタロスがいないんだけど」 「な!?」 説教をしついたからか全く気付かなかった夏紀は今の発言により少しパニクっている 「てめぇなんでそれを早く言わないんだよ!」 「お前の説教で言えなかっただろうが!!」 いつものようにどっからだしたか分からないハリセンでスパーンと頭をはたいた 「ところでお前設定上ボケ役なのになんでハリセン持ってんだよ」 「いや お前のやつ拝借した」 すると プチっ と変な音がした後斉藤の魂が天に召されるところだった 「クソ 太田はともかく桜井が心配だ」 「いやいやいやタロスの心配もしてやれよ!」 ブツブツと独り言を言っているのを横目に斉藤が何かを見つけた 「なぁ あれ街じゃね?」 「あ? 街か もしかしたらあいつらいるかもな」 「じゃあ行こうぜ!」 こうして二人は街に向かう事にした。
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