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「死ぬ、と言っても私が直接殺す、だとか、凄腕のヒットマンを雇う、とか、そういうことじゃないの。
簡単に言えば……罪悪感。あなたの『ああ!約束破っちゃった!』って思いに反応して、あなたは死ぬ。そういう魔法なの」
魔法!?冗談じゃない!完全に呪いだ。
ニコニコと笑顔を見せつけてくる彼女を見ながら、心の中でそう訂正した。
「なんで……この話を僕に?」
「ん~……オーラかな」
ふと浮かんだ疑問に、彼女は悪びれもせずこう答えた。きっとスピリチュアルカウンセラーでなくとも、ベンチに座る僕からでる負のオーラを見ることが出来ただろう。
僕の顔を見ればだれだって想像がつくだろう。僕は、学校で、イジメにあっている。
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