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「そりゃ、まだまだ聞きたいことあるけど、君忙しいんでしょ?
このまま、ずっと引き止めるのも悪いよ。」
コイツ、猫の俺に気を使ってんのか?変わった人間もいたもんだな……。
そんな事を、思っていると、人間はベンチから立ち上がった。
「僕にバレたからって、引越したりしたらダメだよ。また、ここに来るから、君も、また来てね。
じゃあバイバイッ!」
そう言うと、人間は俺に背を向けて、急ぎ足で公園を後にした。
一方、俺は特に何をするでもなく、もう一度寝直すことにした。
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