出会い

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もっとも、普段は「人間の言葉」を使うことは滅多に無い。他の猫や人間にバレたら、色々面倒だからな。 だがまあ、それを除けばごくごく普通の、どこにでもいる野良猫だ。 毎日、長~い一日をのんびり暮らしている。   そんなある日のこと。俺は、いつも寝倉にしている、公園のベンチで昼寝していた。 夢もみねえ程に、爆睡していたが、突然尻尾に激痛が走り、目を覚ました。   「痛って~~!!」   突然の出来事に、思わず「人間の言葉」を発してしまった。
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