本音とキオクとこれから

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全生徒が移動をし始めた時、霧生君が声をかけて来た。 「伊波さん。委員の方は何時からになりそう?」 「うーん、一応先輩達が終わってからだから、11時くらいからになると思うけど…」 「そうか。じゃあ後でね」 言い終わると同時に霧生君は背を向ける。 「……なあ莉佳。どうなってんの?」 「何が」 私の肩に腕を乗せニヤつく透子に少しイラついたのは、先生を思わせたからだろうか。 「はあ…もういいや!楽しむぞー!!」 ☆ .
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