人は顔で覚えるタイプ

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「なぁ…チビ」 「もぅあだ名になってるよね!?それ! いい加減名前覚えろよ!」 眠たそうに歩く泪に後ろからツッコム桜 「大体、さっきの自己紹介はなんだったんですか? 礼儀正そうにして…」 呆れた顔で泪を見つめ 「やっぱさ、第一印象って大事だと思うのよ。 あ、普段のオレこんな感じだからさぁ」 「どんだけ変わってだよ! 紛らわしいんだよ!」 「それに人は顔で覚えるタイプだ! わかったか?チビ。」 自身満々に答え親指を立てる 「何だよその顔と指ぃ! 大体小説なんだから顔とか全然わかんねぇよ!」 こうして歩いていると奥から二人の生徒が歩いてくる 「おやぁ… 誰かと思えばA組のチビじゃないか」 泪を通り越しケラケラ笑い桜の肩に腕を乗せる 「今さぁ、ちょうど喉が乾いてるんだよね」 「………」
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