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扉から気の強そうな男性が校長室に入ってくる
「こちらが貴方の担任となられる先生、安斎先生です。」
「安斎と申します」
校長の軽い紹介で挨拶する安斎先生…
「よろしくお願いします。」
それを丁寧に返す転校生
「では、安斎先生
後は頼みましたよ」
「わかりました。」
転校生と安斎先生は校長室を後にし、教室へと向かう
「ここはいつからこんな風になったんですか？」
途中、転校生が窓から見える不良達を見て安斎先生に質問する
「随分昔、ここも進学校と言われていたらしい」
歩きながら小さく口を開き話し始める
「その時の校長がどうやら物好きらしくてな…
いろんな落ちこぼれを集めていった結果が今の姿となったようだ…」
「…ふ～ん」
そんな話しを聞いていると
ようやく一つの教室にたどり着く。
教室のプレートには２ーＡと書いてある。
見る限りでは、教室の前の廊下は落書きだらけで
壁に数ヶ所穴が空いている状態だ
「予想はしていたが、
まさかこれほどまでとは…」
呆れる転校生
「私が入って来なさいと言うまでここで待っているように…」
そう言い安斎先生は中へ入っていく
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