人は顔で覚えるタイプ

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深くお辞儀をする泪 わずかながら拍手が聞こえる 「それじゃ、泪君はそこチビ… ………あ、ミスった。 桜君の隣の席ね」 「いや、チビだけど… 今の間は何!?しかもミスったって 絶対名前忘れてただろ!」 桜が立ち上がりながら怒鳴り 「ハイハイ。ゴメンねチビ… ………いや、桜君」 「間、増えてるし! 絶対わざとだろ!新たなイジメかこの野郎!」 机を叩きさらに怒鳴る桜 「真面目だこの野郎!」 それに答える泪 「お前に言ってんじゃねぇよ!」 「まぁ、泪君後は適当に」 そう言いながら教室を去る 「よろしくな新七」 隣に座る泪 「誰だよそれ! 新七ってどこキャラだよ!」 「おもしれぇな… お前、名は?」 腹抱え笑いながら質問する 「おっと… 紹介遅れたね、僕の名前は 龍咲 桜(リュウサクサクラ) 見ての通り、チビで落ちこぼれの魔法使いさ」 「そうか、よろしくな」
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