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「獣騎種とは人間と獣の両の姿を持つモノをまとめて獣騎種と呼ぶんだ。例えば人間と牛ならケンタウルス、鳥ならハーピー、魚なら人魚と言うようにな…よく昔話なんかに出てくるだろ?この話は皆獣騎種がモデルになっているんだ、鶴の恩返しのようにな(笑)獣騎種には他にも様々なモノが居るがまぁそこは長くなるから省こう。獣騎種は他の動物よりも勝れた能力を持っている、どの獣騎種に共通するのが、高い運動力と治癒能力や生命力…だから寿命も長い、因みに俺はもうすぐ産まれて100年になるか、他の能力はそれぞれ違うが俺が知っているのは牛なら怪力、魚なら歌、鳥なら記憶操作、猫は幻覚、犬なら狩り、それと皆それぞれやり方は違うが人の心を読み取る事も出来る。とまぁこんなもんか」
猫は白夜の話を驚きの表情で聞いていた。
「そういやお前の名前聞いてなかったな、なんてんだ?」
『…俺に、名などない…』
「そりゃ呼ぶ時困るな…………………
よし!決めた!!お前の名は今日からムーンだ!!」
『ムーン…なぜ?』
「お前の胸にある模様さ!まるで満月みたいな模様してるだろ?だからそれにちなんでムーン!」
『ムーンか……良いな』
今日から俺の名はムーン……何だろうこの胸の温かさは、今まで忘れていた温かさ…
それからムーンは白夜と共に行動するようになった。
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