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「そろそろ帰らなくちゃ、猫さん本当にありがとう!」
『例を言うのはこちらの方だ…』
だが少年は意味がわからないと首を傾げるがそれでも微笑みかける。
「今度お礼をさせてね?」
少年は手を振り河原を歩いて行った。
ムーンは少年の後ろ姿を見つめていると少年は何を思ったのか再びこちらを振り向いた。
「ねぇ!名前はなんて言うの?」
『ムーンだ』
「そっか、僕は満月(みつき)って言うんだ!犬さんは?」
「白夜だぜ!」
「それじゃムーン!白夜!また今度会おうね!」
少年は手を振りながら帰って行った。
その日の夜は綺麗な満月が夜空を照らしていた。
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