6人が本棚に入れています
本棚に追加
また幾日か過ぎ、子猫達の名前が決まって来ていた。
息子は自分に1番懐いている末の子猫が大のお気に入りで産まれて間もない頃から一緒に居るようになり、一人と一匹はまるで本物の兄弟のように過ごして来ていた。子猫も息子を信頼し、常に一緒にいるようになっていた。
その日の夜
一家は食事を採るためリビングに集まり今日の出来事など他愛のない話をして笑っている。
するとふと何を思ったのか、息子が立ち上がり末の子猫におやつを与え始めたのだ。
末の猫は喜びおやつを貪るように食べ始めた。
子猫におやつを与え、満足したのか息子はまた食事を再開しようと椅子へ戻ろうとした時……
『もっと食べたいな♪』
家族は一斉に子猫へ振り向いた、まさかと思い家族はテレビを眺め始める。だが……
『もっとおやつ頂戴~♪』
又しても子猫から声がして来たのである、今度はハッキリと。
最初のコメントを投稿しよう!