天才たる由縁

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「……………」 ヘルーは無言で先生の話を聞いていた そして気づいた 「(………あいつ、静かだな…)」 ヘルーは気になり、ザルガの方を見た。 ザルガは 「………………グー」 眠っていた 遅刻して、先生に説教をされながらも眠っているのだ 「(…………こいつ…凄いな………)」 あらゆる人から天才と呼ばれるヘルーが、これに関してはザルガを尊敬した 「だいたい、遅刻するやつはな……」 うざったい。ヘルーは心から思った。 先生の説教は、10分間続いた 「ふぅ。やっと終わったな」 説教が終わり、ザルガは言った 「……………寝てたろ…」 ヘルーが横で呟いた 「あはは。バレた?」 笑いながらザルガは返事をする 「さぁ。遅刻魔達に時間を取られたが。自己紹介をしようじゃないか」 担任が大声で言った
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