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「俺かよ…」
ベルクはそう呟くと、渋々自己紹介を始めた
「俺はベルク…馴れ合いはあまり好きじゃない…魔法レベルは11」
(ベルクってあれだよな。秀才ベルク)
(あぁ。努力で力を手に入れた奴だろ?ヘルーとは違う努力の天才)
クラスの所々から話し声が聞こえる
「…………話は聞いたことがある…」
ヘルーがいきなり喋り出した
「………今となっては、高レベルの魔法使いだが、昔はただの目立たない少年だった………」
ヘルーは少し間をあけて続けた
「……それが、たぐいまれない努力で今に至る………高レベルの魔法使いに…………」
ヘルーは言い終えると静かに目を瞑った。
眠るつもりだろう
「おー。ヘルーにしては口数が多いな。なぁ先生、次はこいつ指してよ」
ザルガがそう言うと、ダンクは頷いて言った
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