スカウト

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ここは日本 現在の時間 21:00。 天候 夜。 しかし、町は無数の光によで夜とは思えないほど昼間のように明るい。 「到着~」 「ラウナさん!なんで夜にきたんッスか!!」 二人の男は夜景が一望できるビルの屋上にいた。 「理由聞きてぇか?」 ラウナと言われるバンダナを巻いた長身の男はもう一人の男にそう聞いたが、もう一人の男は答えが分かっているのか面倒くさそうに答えた。 「…いや、いいッス。」 「しかし汚ねぇトコだな! よく住んでいられたなお前。」 ラウナは鼻をつまみ嫌そうな顔をしてビルの上から下を眺めながら答えた。 「それ去年も聞きました。 で…あれでしょ!スカウトしてこいって言いたいんでしょ!」 「…あぁ…うん…じゃあがんばれよ!」 「……ハ?…ちょっとラウナさんもいくんッスよね?」 全く予想外な返答にキョトンとした。 「俺は行かねぇよ。迷いそうだ。」 「アンタ…去年も来たでしょうよ!!」 「ゴタゴタ言ってねぇでさっさと探してこい!!」 「はいはい。」 「それとこれだけは守れよ。力を使うな。」 「分かってますって!じゃあ!」 ラウナに怒られながらももう一人の男は屋上の扉を開け下に降りていった。 ……――――
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