8883人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁまぁ。のんびりとやろうよ。」
「ほら、ツグミも言ってるから」
ツグミに宥められ春香は仕方なく秋光を放した。
「ったく!男ならもっと、こう…初めてのクエストだぁ!!とかならないの?」
「初めてのクエストだぁ…はぁ…これでいいか?」
「私に喧嘩売ってんの?ムカつくわね。
はい!これ。」
春香は苛立ちながらも秋光に釣竿を渡した。
恐らく採取は釣りということだろう。
「頑張ってね。」
「おう。
…………なぁ、春香。」
秋光は早速、海に向け釣竿を振り釣りを始め、最初の内は真剣にやっていたが数分で釣竿を無駄に動かし始めた。
「飽きたとか言ったらぶっ叩くからね。」
「つまんねぇ。」
コイツ、集中力無さすぎ…
「なに?叩かれたいの?」
「飽きたと言ったら叩くと言ったがつまんねぇと言ったら叩くとは言ってない。」
最初のコメントを投稿しよう!