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「アンタ相手してたら時間が無駄になる。」
「そうだな。」
秋光は白けた返事をして釣りを再開しだした。
「つーかなに釣ればいいんだ?」
「これを釣ってください。」
ツグミは秋光に今回のクエストである魚の絵をを見せた。
「これ……」
なんだよこの魚…グロいな。
ツグミから見せられた魚は気が滅入るほどグロテスクな魚だった。
「いねぇよこんな魚。」
「いますよ。しかも見た目の割りには意外に美味らしいですよ。」
「ふ~ん…」
「あっ!信じてませんね!」
「信じてるとか信じてないとかじゃなくて興味がない。
美味しいなら美味しいでいい。」
秋光はどこか淋しそうに答えた。
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