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「春香!春香!」
秋光は春香の頬をぺちぺちと叩いた。
「ゲホッ!カッ!ゲホゲホッ!ハァ…ハァ…」
肺に入った水を自力で吐き出し意識を取り戻した。
「大丈夫か?」
「私…」
春香の目に真っ先に入ったのは全身びしょ濡れの秋光だった。
それをみて言葉が詰まった。
「……春香。」
「…なに?」
「服、スケスケ…」
「!!!
なに見てんのよ!変態!」
春香は顔を赤くし腕を振るが秋光は当たり前のように避けた。
静まった空気は秋光のおふざけで和やかになった。
「お前いつからそんなお色気キャラになった?」
「だから違うわよ!!」
春香は腕で自分の前を隠し否定した。
「まぁ、命に別状がないので安心しました~」
「……ありがとう。」
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