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「そういやぁ、クエストの報酬はどうなってんだ?」
「あれは俺からの依頼だ。
初めてのやつにやらせるクエストだ。
ま、俺が考えたんだがな。
今日釣ってきた魚でツグミに料理を作ってもらってる。
顔を拭け。」
ウィンガードは秋光にタオルを渡し救急箱を取り出してきた。
「そうか……」
「ツグミちゃん一人で作っているんですか?」
「あぁ。」
ウィンガードは秋光の傷の手当てをしながら春香の質問に受け答えた。
「それじゃあ私も手伝ってきます。」
そう言うと春香はツグミのいるキッチンにむかった。
「よっと!」
手当てを終えたウィンガードは秋光と向き合うようにソファーに座った。
「…………。」
気まずいなぁ…
少しの間、沈黙が続いた。
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