水の能人と雷の能人

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「草野 春香です。 今日からこのギルドに入りました。 よろしくお願いします。」 春香は深々と頭を下げた。 「お…おぅ…」 どこかたどたどしそうにしている。 「…………。」 「…………。」 二人の間に気まずい空気が流れた。 「あのぅ~」 「のわっ!!な…な…なんだ!」 反応が傷つく…… 「名前は?」 「コイツの名前は白水 巳希也。 種族はアビリだ。 元いた場所は人間界だ。つまりお前達のいた世界から来た。」 ウィンガードが二人の間を割って入ってきた。 白水 巳希也。 種族【能人‐アビリ】 女性にモテるが女性恐怖症らしい。 特徴としてメガネをかけている。 「え?嘘! でもこの人アビリって種族なんですよね?」 「アビリは元々人間に加わった力だ。 向こうの人間がなれたのはよく知らないがな。」 「へぇ…そうなんですか。」 「…み…見るな!」 白水は顔を手で隠した。相当、恥ずかしいのだろう。 
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