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「なんかスンマセン。
ご迷惑でしたよね?コウには
先輩といるからって
言われたんすけど、俺
1人じゃ相手しきれなくて」
ん?何の事だ?
俺が、よく解っていないのも
お構いなしにチャラ男は
話を続ける。
「先輩!いいっすよね?この子
有馬って言うんすけど
昨日、女に振られちゃって
落ち込んでるんすよ!
だから、励ましたくて」
あ―ぁ、そういう事。
「で、お前何て名前?」
俺は冷めたように言った。
「あ、俺っすか?
美空って言います。
スンマセン自己紹介
忘れてました。」
「女みてぇな名前だな。」
そう言うと美空は
すこし困った顔をした。
苦笑いを浮かべて。
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