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予定日より2ヶ月早く、1971年6月14日私はこの世に生をうけた。今思うと、この世の中に存在した瞬間から始まっていたと思う。今日に至るまでの出来事すべてが必然的に起きたことだと、自分に言い聞かせてきた。この世の存在して間もなく、私が11ヶ月の時、実父が交通事故にあい、神様のもとへ旅立ちました。本当の父親の温もりを知らずに母方の祖父母のもとで育てられました。母はまだ20歳という若さで未亡人になり、母の父親が母の将来性を考え、「おめの姉妹にして育てるがぁ」と何度と言われても母は、自分でお腹を痛めて産んだ子を姉妹としてはみれないと、母親の道を選び、気が狂いそうになり何度と自殺未遂を繰り返したようです。その後母はある男性と出会い県外に住み込みで出稼ぎに行きました。それこそが、その後私の育ての親となる人と母との出会いでした。その間2歳ならないぐらいから、祖父母に育てられました。どのくらい歳月なのか…私はただひたすら…母の帰りを待ちました。ある日の午後、祖父母と過ごす時間、窓際、外を眺めてる、私の特等席…私は毎日、窓際で独り言…その言葉に優しく答えてくれる祖母…「ママあったかくなったら迎えに来るッて言ったのに来ないね~」と祖母との毎日に近いほどのやりとり。その日は突然きました。私が3歳になった時、知らない男の人と母が迎えに来てくれました。嬉しいのと恥ずかしいので、いっぱいでした。その男の人こそが、2回目の義父となるAさんでした、その後母は私(連れ子)をつれて再婚をしました。何も知らず笑って明るい3人暮らし、そんな中母が妊娠、妹が産まれ楽しい毎日を送っていました。私ももう小学生になり、ふとした時、タンスの引き出しから、あるものを見つけた事から親に対する心の不安や葛藤や疑念が始まりました。ここで人生初ショック、健康保険証に記載されている名前と続柄に、目が点で頭が真っ白でした…妹が?長女?私が養女?…後に生まれたのに…長女?なんで?私?もらわれた子供なの?シンデレラ?真実を受け入れたくない、聞きたくない、信じない…全てがイヤでした。本当の事実を小学5年の時、母から聞かされ、現実を受け入れたくなくて…家出をしましたが、どこにも行くあてもなかった。本当の義父(パパ)と信じてたのに…妹のパパだった、その頃からパパを素直に受け入れることができなくなり、義父に遠慮してものを言うようになりました……
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