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二人の目の前には大きな蔵屋敷が。
しかしそこは廃墟らしく、人など住んでいなさそうだった。
「ここに本当にいるのか…?てか人なんか住めそうじゃないだろ!!」
確かに、家のしょうじは穴が開いていて、壁には蜘蛛の巣がかかっていた。
姫は口をとがらせて不安そうな表情をしていた。
「……だってここだって聞いたから!とにかく入ってみようよ……。」
二人は恐る恐る、まるで化け物屋敷のような廃墟に入っていった。
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