-第一幕-

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************** 「…じゃあ、俺の仕事は終わりだな。ちゃんと帰れよ?」 「うん…。」 銀時のその顔はどこか大人じみていて、愛沙はすこしびっくりした。 「あの、銀はどこに住んでるの…?」 「…俺は孤児だから、拾われた人のとこ。」 「……また遊んでね?」 「これは遊びだったのかよ…?」 「そうじゃなくてっ!銀はわたしの初めての友達だから…。」 銀時はそう悲しそうな愛沙の顔をみてすこし笑った。 「ククっ……お前友達いなかったのかよ!どんだけ性格悪いんだ?」 「そうじゃない!屋敷から出られなくて出会いがなかったのっ…」 「…わかってるよ。」 「え…?」 そう言うと銀時は愛沙の腕を掴み耳元でささやいた。 「次、遊ぶときは隠れんぼしてんなよ?」  
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