-第一幕-

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************* 1時間後 ************* 「あの…大丈夫ですか?」 いつの間にやら新八と神楽は気絶していた。 ベンチに座り、愛紗は二人を見つめていた。 すると、新八は目を覚ました。 「ん……あ、そうだ僕達あのまま倒れ込んで…。」 「まったくはた迷惑な奴らだよ…悪ィな愛紗。」 「ううん。そんな事ないよ…。愛紗、楽しかったし!」 「あ、愛紗さん?貴女が銀さんの子供って本当なんですか…?」 愛紗はニッコリ笑うとうなずいた。 「………」 新八はまた違う世界への扉を開けようとしていた。 「他のヤツらには言うなよ!ややこしくなるから!!」 「てか、相手誰なんですか…!? 銀さんにそんな女の人いましたっけ!?」 「全くこの坊ちゃんは人の傷に塩をぬるような事いいやがって…!!」 『だって事実アル。』 いつの間に起きていた神楽がポツリと呟いた。 「……うっせーな!俺だって相手ぐらいいるんだよ!なめんじゃねーぞコノヤロー!!」 「別になめてるわけじゃ…」 「母は……死にました。」 「「!?」」 新八と神楽はうつむく愛紗の顔をのぞく。 すると、愛紗は重い口を開き、思い出したくない過去を話し始めた。  
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