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1時間後
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「あの…大丈夫ですか?」
いつの間にやら新八と神楽は気絶していた。
ベンチに座り、愛紗は二人を見つめていた。
すると、新八は目を覚ました。
「ん……あ、そうだ僕達あのまま倒れ込んで…。」
「まったくはた迷惑な奴らだよ…悪ィな愛紗。」
「ううん。そんな事ないよ…。愛紗、楽しかったし!」
「あ、愛紗さん?貴女が銀さんの子供って本当なんですか…?」
愛紗はニッコリ笑うとうなずいた。
「………」
新八はまた違う世界への扉を開けようとしていた。
「他のヤツらには言うなよ!ややこしくなるから!!」
「てか、相手誰なんですか…!?
銀さんにそんな女の人いましたっけ!?」
「全くこの坊ちゃんは人の傷に塩をぬるような事いいやがって…!!」
『だって事実アル。』
いつの間に起きていた神楽がポツリと呟いた。
「……うっせーな!俺だって相手ぐらいいるんだよ!なめんじゃねーぞコノヤロー!!」
「別になめてるわけじゃ…」
「母は……死にました。」
「「!?」」
新八と神楽はうつむく愛紗の顔をのぞく。
すると、愛紗は重い口を開き、思い出したくない過去を話し始めた。
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