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時計の時間が
縦一直線の姿を見せる
《AM 6:00》
――ピピピピッピピピピッ
「………ん~」
―ピピピピッピピピピッ
「んぁ~………
ふぅ、朝か……」
僕は朝が強い訳では無い
大体【ヴァンパイア】が朝に強くてどうするって話しだが…
しかも今日は日曜日
健全な高校生の起きる時間ではない
―ギギィィ
僕はまだ眠いながらも寝床のフタを開け、側で電子音を鳴らし続ける目覚まし時計を止めた
あ、もちろん寝床は棺
家族で僕だけだけどね……
部屋は夜と変わらず真っ暗だ
時間のせいではなく、1つしかない窓を暗幕のような黒い厚手のカーテンが覆っているからだ
ふふふ…
【ヴァンパイア】は陽の光が嫌いだからね
「さてと、早く下に行かないと……」
「権太ぁーー!!
永遠に眠りたいか!」
ドラゴンの咆哮よろしく魂を砕きそうな母の一声
うん、明日から目覚まし10分早くしよう
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