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「死んだ先に何があるか、なんて分からないのに、皆恐がる。
確かに、地獄みたいなのが待っているかもしれない。
けど、本当は誰しも天国に逝けるかもしれないし、死んだって肉体がないだけで地上に留まるのかもしれない。
俺は、もし肉体が無いだけでこの世界に留まることができ、両親に会えるなら、是非とも死にたいね。」
死、とは何なのだろう。
そこまで考えたことはなかった、と操帝は思った。
そして、今までの会話で分かったことが一つだけ、あった。
コイツは死ぬべきではない。
強さ、思想、頭の回転。
全てにおいて天下一品だ。
コイツは必ず国の財産となる。
絶対だ。
操帝は確信を持った。
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