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(;゚д゚ )「・・・・・・これは、参ったな・・・」
出発してから一時間。ようやく目的の駅にたどり着けると言うところで彼らの前進を阻んだのは、目の前に積み重なる大量の土砂と瓦礫だった。
おそらく戦闘によって天井が崩れてしまったのだろう。
瓦礫をどかして進むのは、無理な話だった。
「隊長!これを見てください!!」
突然後方からミルナを呼ぶ声がした。
声の主のほうへ走ると、彼の目の前には3mほどの巨大な空洞が開いていた。
誰が、どうやって作ったのかはわからないが、歪な円状の洞窟のようで、どうやらかなり長い距離を作られているようだ。
α24「ここから風が吹いています・・・おそらく外につながっているのではないかと」
(;゚д゚ )「む・・・しかし、いったいどうやったらこんな穴が・・・」
(;,,゚Д゚)「怪しいのは確かだが、ここを行く以外に道はなさそうだぜ?負傷者達の容態があまり芳しくないようだ。あと何時間もつか・・・」
いつの間にか後ろにいたギコが穴を覗きながら言う。
このまま戻れば一時間以上のロスは確実な上に、ここのように出口に繋がっていない可能性もある。
彼の言うとおり、ここを進まなければ死傷者が増える一方だろう。
(;゚д゚ )「仕方ない。この道を行こう。彼らのために、急いで脱出して本部からの救援を要請しなくてはならないしな・・・」
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