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('A`)「・・・来た」
すでに赤外線スコープを覗いていたドクオが蟻たちの姿を捉えた。
敵群を熱源センサーで見ているせいで正確な数が把握できないため、狙いを急所である頭に定めずに撃つしかなかった。
弾が貫通するためにかなりの数に損害を与えたようだが、やはり一撃必殺とはいかないようだ。
('A`)「チッ・・・やっぱ上手く当たんねえか」
そのままリロードし、もう一度撃つ。今度は何匹か倒したようだが、敵の数はそれ以上だった。
( ,,゚Д゚)「ドクオ下がれ!今度は俺達の番だゴルァ!」
( ゚д゚ )「撃てェ―――!!」
号令とほぼ同時に、前方に向けて鉛の花火が襲い掛かる。
銃口からの火花で、通路一帯を光が包む。閉じられた空間のため銃声の反響が凄まじく、隊員達は顔を歪めた。
いくら巨大生物と言えども、あまりの火力の集中に耐えられるわけも無く、次々に屍を重ねていく。
ほとんどを倒し、通路が蟻で覆われ始めた時、後ろから悲鳴に近い声が聞こえた。
α2「隊長!!後ろからも敵です!!!!かなりの数が来てます!我々では抑え切れそうにありません!!!!」
(;゚д゚ )「なんだと!?」
最後の一体を片付けたミルナが後ろへ走り出す。
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