第六話 脱出 A-side

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( ,,゚Д゚)「おらっ!!」 ゴリアスの砲弾にくくりつけた手榴弾のピンを抜き、分かれ道の蟻がいる方へと投げつける。 数秒後、爆音と共に道が崩れ、蟻達が押しつぶされていく。 その間にも彼らは残した道へと駆ける。 ( ,,゚Д゚)「これでかなりの時間は稼げるだろゴルァ!少なくともミルナ達が脱出するまでは持つはずだ!!」 走りながらも、彼は次の特製爆弾を作り上げていく。前後の警戒はブーンとショボンの仕事だ。 (´・ω・`)「っ! ・・・やれやれ、先頭は僕の仕事じゃないんだけどなぁ」 そういいながらも、次々現れる蟻達の頭部にライフルを打ち込んでいくショボン。 彼は体力や射撃ではブーン達に劣るものの、判断力や反射神経などは小隊一を誇る。 突然の敵襲や局地での戦闘の対処が非常に上手く、VIP小隊は今まで何度も彼に助けられてきた。 ( ,,゚Д゚)「よっしゃ!次いくぞゴルァ!!」 完成した爆弾を新しい分岐に投げ込む。また爆音が響き、道が塞がれていく。 20分ほどこの道を走ってきた。 地下特有の蒸し暑さも解消され始めている。 地上が近い証拠だろう。
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