第六話 脱出 A-side

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その時、後方から蟻が二匹迫ってきた。おそらく通路の崩壊から逃れたのだろう。 ( ,,゚Д゚)「チッ!ブーン、やっちまえ!!」 ( ^ω^)「おまかせだお!!」 素早く反転し、ショットガンを連射しながら蟻達へと走っていく。 狭い空間での散弾は逃げ場が無く、前にいた蟻はそれで沈黙してしまった。 残った蟻が酸を放つ。が、それが飛散する前に、ブーンは敵の懐へとたどり着いていた。 ( ^ω^)「おしまい、だお」 既にリロードを済ませた銃を蟻に押し当て、容赦なく撃ち続ける。 体内に散弾をばら撒かれればひとたまりも無く、もう一匹の蟻も程なく息絶えた。 ( ,,゚Д゚)「相変わらずのすげえクソ度胸だなあいつは・・・」 (´・ω・`)「敵の懐に遠慮なく飛び込むなんて、ブーンにしか出来ないね。末恐ろしいよ彼は」 遠目にブーンの戦いぶりを見ながら、二人は言う。 散弾銃と彼の足の速さを活かした、効果的且つ見事な戦法だろう。おそらく彼専用ではあるだろうが。 ( ^ω^)「おっおっ、先を急ぎましょうお」 ブーンに言われ、彼らはまた走り始めた。
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