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EDF極東支部に到着して早々、ギコとミルナは司令室にて今回の作戦についての報告をしていた。
10畳ほどの部屋には本棚がいくつもあり、その中は資料や作戦指南書、地図などが詰まっている。
奥には木製の大きな机が置かれていて、上には灰皿や写真立て、ノートパソコンなどが置かれていた。
部屋の中央にはギコとミルナが並んで立っており、机の奥にある、黒い皮製の椅子の上に荒巻が座っている。
ブーン達はと言うと、ヘリの着陸ポイントで既に待ち構えていたロマネスクに急かされ、兵器のレポートを書かされているはずだ。
/ ,' 3 「・・・そうか・・・ご苦労じゃったな。ひとまずはゆっくり休んでくれ」
荒巻は二人の報告を聞き終わると、葉巻に火をつけた。
紫煙が漂い、葉巻独特の香りが室内に広がる。
( ,,゚Д゚)「はい・・・了解しました」
(;゚д゚ )「司令・・・申し訳ありませんでした・・・!!自分が至らないばかりに、多くの仲間達が・・・・・・!!!!」
ミルナの体は震えていた。おそらく自分の不甲斐なさに対しての怒りだろう。
もっと自分に出来ることがあったのではないか。
そう思うと、彼には自分が許せなかったのだろう。
/ ,' 3 「ミルナよ・・・そう自分を責めるでない」
荒巻は静かに、だが、強い口調で続けた。
/ ,' 3 「確かに、今回お前は今回大きな犠牲を払うこととなった。じゃが、お前がいつまでもそんな態度で死んでいった兵達はうかばれるのか?
彼らの分までお前が戦い、生き延びろ。それがお前が出来る最大限の供養じゃ」
( ゚д゚ )「・・・!」
/ ,' 3 「冷徹と思うかも知れぬ。非情だと罵られる事もあろう。
だが、今我々は戦争をしているのだ。彼らのために泣いてやるのは、この戦いがが終わってからでも遅くはあるまいて・・・」
( ,,゚Д゚)「・・・」
( ゚д゚ )「司令・・・」
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