消える思い…

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次の日、カラオケしたり、買い物したり、1日中笑っていた アパートに戻り… 「ゆきちゃん高い声綺麗やん」 「そんなことないって (照笑) 恥ずかしかったよ(笑)」 「また照れてるー(笑)」 そう言って、やっちゃんは私の髪を、くしゃくしゃする 「ちょっと(笑)」 「ごめんごめん(笑) じゃあそろそろ帰るね。明日も仕事やし」 「大変だね」 「大変やけど楽しいし♪」 「頑張ってね」 「うん」 私はふと、寂しさに駆られた… 「やっちゃん…」 「何⁉」 「…あ…ごめん…何でもない」 やっちゃんが帰ったあと私は、丸ちゃんにメールを返すのを忘れていたことに気付いた 「今頃ラジオかな… 関西のラジオは聞けないし… とりあえず返事しよ…」 ---------------------- お疲れ様(^-^) 風邪に気をつけてね🎵 私は元気だよ‼ ---------------------- ―…それからというもの、私も何かと忙しく、 メールも電話もできず、 会うこともできず、 気付けば2ヶ月が経っていた 「2ヶ月かぁ… 早いな……まだ本渡せてないし… …やっぱり無理なのかな …遠くなっちゃうな…」 引き出しに閉まってある本を取り出した 「どうしよ… 捨てるのもったいないし…」 けっきょく、また引き出しに閉まった 「さーて、本の整理しよ………っっ ………頭いたっ…」 "ドサッ" 「あー…本………っっ… 痛い… … 風邪かな…」 熱を計ったら、微熱だった 「あー… 寝てよ…」
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