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"ピンポーン"
「はい…」
「…ゆきちゃん⁉どうしたん⁉」
「…ちょっと熱あって…」
"フラッ…"
「ゆきちゃん‼」
「…ごめん…」
「早く寝たほうがいいよ」
やっちゃんがベッドへ付き添ってくれた
―夜―
「………やっちゃん…」
「どう…⁉」
「ごめんね…」
「ええって(^-^)」
「何か用事だった…?」
「そうやないけど、ずっと会ってなかったから、久々に来ただけ(^-^)」
「そっか…
…明日、仕事休まないと…
やっちゃん仕事は⁉」
「明日は休み」
「お店電話しちゃうね」
ベッドから降りたとき、ふらついた
「大丈夫?」
「ごめん…
…携帯、取ってくれる…」
「わかった。取ってくるね」
電話が終わり…
「お店の人何だって⁉」
「無理しないで、ゆっくり休んでね。だって」
「ほんまやで。無理したらあかん」
「うん…」
「ずっとおるから、心配せんでええよ(^-^)」
「ありがとう」
「本いっぱいやね」
「あ…ごめんね、散らかってて。
本の整理しようと思ったら、頭痛くなって…」
「ちゃんと休まな、な♪」
「………やっちゃん…
実はね、好きな人いるんだ…」
「好きな人?」
「その人も、本が好きで、本きっかけに仲良くなって……
…でも今は、会えてないんだ…。
相手も忙しいから、休み合わなくて…
…なんか、もう会えないのかなって思って…
…遠くなっちゃった…
前は、けっこう会ってたんだけど…」
「告白はしたん?」
「告白はしてないけど…
…もういいんだ…
…こんな調子のままじゃ、嫌だから…」
「ゆきちゃん…」
「ごめんね、こんな話…
…もう寝るから」
―安―
ゆきちゃん…
そんな思いしとったんや…
今まで笑顔でいてくれて…つらかったやろな…
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