消える思い…

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―朝― "ゴホッ…ゴホッ ゴホッ……" 「…ん… ゆきちゃん⁉ 大丈夫⁉」 「おはょっ ゴホッ ゴホッ」 「無理せんでええから、寝とき!」 「冷蔵庫に…」 「水か⁉ 持ってくるから、寝ときや‼」 "ガタッ…" 振り向くと、ゆきちゃんがおった。 「何してんねん‼ 寝てなあかん‼」 「だい…じょ…っ」 「大丈夫やあらへん‼ 余計悪なるて‼」 「……やっちゃん…」 ゆきちゃんが、もたれかかってきた… 「どうしたん⁉」 「……やっちゃん…は… 居てくれる…?」 「え…」 「一緒に…居てく…っ ゴホッ…」 「もう喋らんでええから… わかった… …心配せんでええ… …はよ風邪治さなな(^-^」 「…うん…」 …もう…つらい思いをしたくない… …やっちゃんがいるから …不安なんてない………
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