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「鳥カゴがどうかしたのか?」
「私の職場知ってるよね?
住民福祉管理センター。
そこでちょっとトラブルがあるのよ。」
知っている。
ケイはその部署の最年少の課長さまなのだ。
幼なじみの
「なんでも屋」
の俺にも仕事を廻してくれる。
それも
誰にでもやれるような用件をさりげなくだ。
ヨロズ相談、何でも請け合う俺のような浮草稼業とは違う
お堅い仕事だ。
ケイは、できた女だ。
可愛い所も沢山あるし、昔からモテていた。
気の強い所が、男運を逃してる。
まぁ、未来の旦那は、確実に尻にひかれるだろうがね。
そんな想いは、口にださず俺は、たずねた。
「仕事の依頼か?
そのトラブルが
【鳥カゴ】と何か関係あるのかい?」
俺は、売れないホストみたいで遊んでいそうと、評されている。
しかし、実は硬派で、仕事は真面目なのだ。
まぁ、周りのヤツらは、信じてはくれないがね。
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