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一也は、これらの説明を終えた後こう言った。
「この人体にナノマシンを融合した人間を
【ナノロイド】
と、我々は呼んでいます。
そしてこの計画も最終段階に近づきました。
しかし、ある問題が発生したのです。」
「ほう。君のような天才でも解決できない問題があるのかい?」
俺は、ひやかしながらたずねた。
「残念ながら
僕が、この計画に参加したのは、この2年くらいですから。
問題は、このナノマシンの基礎部分にある。
つまり、あなたの父親の研究は、天才的だった。」
「そりゃ、お褒めにあずかり光栄だな」
「天才的な基礎技術と設計であったがゆえ、誰も手を加えなかった。」
「それが、何か不都合でもあるのかい?天才くん」
一也は、俺に向きなおり
告げた。
「あなたの父親が誰の遺伝子を基本にナノロイドを設計をしたのか?
先ほど、お話しましたよね?
スナオさん」
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