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一也は俺を見つめている。
「まってくれ。一也くん。すると何かい。
そのナノマシンが、俺専用のオーダーメイドに出来上がったって事かい?」
「正確に申し上げると
あなたがナノロイドになる以外は、研究の進展がない。
そういう事です。」
「ちょっと待ってくれよ。
一也くん。
君たちは、俺を実験材料にするつもりか?
親父の研究かなにか
しらねぇが、俺に何の断りもなく、勝手な事を
やってくれるなぁ」
俺は、腹がたっていた。
他人の体の遺伝子をいじくったあげく
実験に協力することが
当然のように
話をすすめている。
これだから大金持ちや
権力をもつ奴らは
嫌いなんだ。
何でも思い通りになると
思ってやがる。
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